Vanities@Pasadena Playhouse
なんと、怒涛の連続観劇レポ!(笑)
いえ8月末から10月まで観劇強化月間と化しているだけのこと。ドンドン書いていかないと忘れちゃうもん。(というのもこの作品は先日行ったTheatre Worksに2006年に観ているのだけれど、レポを書き留めておかなかったので、ほとんど覚えてないという反省を踏まえてマス)
実はこの日はL.A.でプレビュー初日の9 to 5を観ようと企てていたのだ。
そのために出張もアレンジした(爆)。
なのに~!なんとプレビューがキャンセル。しかも3公演キャンセルされて、プレビュー初日は土曜日となったんだけど、それもまたキャンセル(今度は週末全部キャンセル)。理由はテクニカル、ってことになってるけど、そんな大掛かりなセット使うのかしら?
しかし去年のシアトルでのYoung Frankensteinもプレビュー初日観ようとして、キャンセルになってたんだよね。つくづくプレビュー初日はついていないのだ。来週はシアトルでShrekだけど、これはもう公演始まっているから安心していけるよ(って代役の嵐だったらどーしよー)。
先に書いたようにこの作品をTheatre Worksでも観ている。といっても、もともとはこれはオフブロードウェイで70年代にヒットしたストレートプレイをミュージカル化したもので、3人の女友達を10年間に渡って描いている、というもの。
なんでも計画を立てるのが好きなリーダーのキャシー、男好きなメアリー、そしてナイーブで表面的なジョアンの3人組が、1962年のハイスクールのシニア時代に始まり、同じ大学に進学してソロリティも一緒、という時代を経て、10年後に再会したとき自分達の友情はどういうものだったのか、を悟る、っていう物語。
Vanityというのはいろいろ意味があって、トイレなどにある洗面台(化粧鏡)のことを指し、あと中身がない空っぽの状態(うわべっつら)も意味する。この作品も化粧鏡に向かっている3人で始まり、終わるし、ティーンエイジャーから大学生のころはそれこそ、うわべっつらばかり気にするキャラに見える。最後に3人が成長した、って締めくくりたいのだろうけど、本当に作品自体ほとんど中身がない状態で(笑)、3人のキャラがあまりにもステレオタイプで、深みがなく、話の展開もすぐに予想できるので(笑)、B級のchick movieを観ているようだった。
たしかTheatre Works版をみたときも、あまり感心しなかったんだと思う。だからレポも残っていない(笑)。Theatre WorksでキャシーはLeslie Kritzer(Legally BlondeやA Catered Affairに出演)、メアリーはMegan Hilter(Wickedのグリンダ、そして9 to 5にも出演), ジョアンはSarah Stiles(Spelling Bee, Avenue Q)だった。
Pasadena Playhouseではジョアンは続投、キャシーはTV女優でB&Bでベルも演じたAnneliese van der Pol、メアリーはLauren Kennedy (ロンドンでPhilip QuastとSouth Pacificで共演、うらやまし~!)だったんだけど、実はLaurenがキャスティングされた、と聞いたとき、私は勝手に彼女はリーダーのキャシーを演じるだろう、と思っていたのだ。だってLaurenとMeganって全然違うタイプの女優だもの。
だから舞台が始まって、Laurenはセックス好きなメアリーだと気づいたときのショックといったら(笑)。いや、すぐにわかるんだけどね、だってメアリーはブロンドの鬘、ジョアンは黒っぽい鬘、キャシーは赤毛ってことになっていて、セクシャルシンボルのメアリーがブロンドなんて、あまりにも安直で(笑)。
Laurenはすごく歌が上手いんだけど(Jason Robert Brownのミューズで、彼のバンドでもよく歌っている)、今回に関してはホント、ミスキャストだと思った。Theatre Works版をみたときは、Meganが鼻について(笑)好きじゃなかったんだけど、役としては彼女の方がメアリーにぴったりなんだよね。
このミュージカルは最近ありがちな、90分幕間なしなんだけど、4つのシーンがあって、大学卒業後のシーンにでてくるメアリーなんて、なんだかレズビアン?ってかんじの立ち振る舞いで、最後のシーンでは、鬘があまりにも似合わず、彼女の肩幅が強調される衣装をきていたから、なりそこないのドラッグクィーンに見えて(笑)、気が散って仕方がなかった(爆)。
第3場ではキャシーが人生の目的を探しているの、みたいなセリフがあるのだけれど、Leslieはここの場面が特によかったことを思い出したほど、Annelieseはうわべだけの演技みたいに感じた。
楽曲もLaurenのソロFly Into the Futureは、彼女の歌唱力を最大限に引き出していたと思うけれど、そのほかは友情ソングみたいなのが多かった。
この作品は来年2月にブロードウェイ入りするそうだけれど、ターゲットになる観客層が狭そう。キャストが3人なのでランニングコストはそれほど掛からないにしても、ヒット作になるとは思えない。ものすごいフロップという気もしないけれど、本当にB級映画だわね。
いえ8月末から10月まで観劇強化月間と化しているだけのこと。ドンドン書いていかないと忘れちゃうもん。(というのもこの作品は先日行ったTheatre Worksに2006年に観ているのだけれど、レポを書き留めておかなかったので、ほとんど覚えてないという反省を踏まえてマス)
実はこの日はL.A.でプレビュー初日の9 to 5を観ようと企てていたのだ。
そのために出張もアレンジした(爆)。
なのに~!なんとプレビューがキャンセル。しかも3公演キャンセルされて、プレビュー初日は土曜日となったんだけど、それもまたキャンセル(今度は週末全部キャンセル)。理由はテクニカル、ってことになってるけど、そんな大掛かりなセット使うのかしら?
しかし去年のシアトルでのYoung Frankensteinもプレビュー初日観ようとして、キャンセルになってたんだよね。つくづくプレビュー初日はついていないのだ。来週はシアトルでShrekだけど、これはもう公演始まっているから安心していけるよ(って代役の嵐だったらどーしよー)。
先に書いたようにこの作品をTheatre Worksでも観ている。といっても、もともとはこれはオフブロードウェイで70年代にヒットしたストレートプレイをミュージカル化したもので、3人の女友達を10年間に渡って描いている、というもの。
なんでも計画を立てるのが好きなリーダーのキャシー、男好きなメアリー、そしてナイーブで表面的なジョアンの3人組が、1962年のハイスクールのシニア時代に始まり、同じ大学に進学してソロリティも一緒、という時代を経て、10年後に再会したとき自分達の友情はどういうものだったのか、を悟る、っていう物語。
Vanityというのはいろいろ意味があって、トイレなどにある洗面台(化粧鏡)のことを指し、あと中身がない空っぽの状態(うわべっつら)も意味する。この作品も化粧鏡に向かっている3人で始まり、終わるし、ティーンエイジャーから大学生のころはそれこそ、うわべっつらばかり気にするキャラに見える。最後に3人が成長した、って締めくくりたいのだろうけど、本当に作品自体ほとんど中身がない状態で(笑)、3人のキャラがあまりにもステレオタイプで、深みがなく、話の展開もすぐに予想できるので(笑)、B級のchick movieを観ているようだった。
たしかTheatre Works版をみたときも、あまり感心しなかったんだと思う。だからレポも残っていない(笑)。Theatre WorksでキャシーはLeslie Kritzer(Legally BlondeやA Catered Affairに出演)、メアリーはMegan Hilter(Wickedのグリンダ、そして9 to 5にも出演), ジョアンはSarah Stiles(Spelling Bee, Avenue Q)だった。
Pasadena Playhouseではジョアンは続投、キャシーはTV女優でB&Bでベルも演じたAnneliese van der Pol、メアリーはLauren Kennedy (ロンドンでPhilip QuastとSouth Pacificで共演、うらやまし~!)だったんだけど、実はLaurenがキャスティングされた、と聞いたとき、私は勝手に彼女はリーダーのキャシーを演じるだろう、と思っていたのだ。だってLaurenとMeganって全然違うタイプの女優だもの。
だから舞台が始まって、Laurenはセックス好きなメアリーだと気づいたときのショックといったら(笑)。いや、すぐにわかるんだけどね、だってメアリーはブロンドの鬘、ジョアンは黒っぽい鬘、キャシーは赤毛ってことになっていて、セクシャルシンボルのメアリーがブロンドなんて、あまりにも安直で(笑)。
Laurenはすごく歌が上手いんだけど(Jason Robert Brownのミューズで、彼のバンドでもよく歌っている)、今回に関してはホント、ミスキャストだと思った。Theatre Works版をみたときは、Meganが鼻について(笑)好きじゃなかったんだけど、役としては彼女の方がメアリーにぴったりなんだよね。
このミュージカルは最近ありがちな、90分幕間なしなんだけど、4つのシーンがあって、大学卒業後のシーンにでてくるメアリーなんて、なんだかレズビアン?ってかんじの立ち振る舞いで、最後のシーンでは、鬘があまりにも似合わず、彼女の肩幅が強調される衣装をきていたから、なりそこないのドラッグクィーンに見えて(笑)、気が散って仕方がなかった(爆)。
第3場ではキャシーが人生の目的を探しているの、みたいなセリフがあるのだけれど、Leslieはここの場面が特によかったことを思い出したほど、Annelieseはうわべだけの演技みたいに感じた。
楽曲もLaurenのソロFly Into the Futureは、彼女の歌唱力を最大限に引き出していたと思うけれど、そのほかは友情ソングみたいなのが多かった。
この作品は来年2月にブロードウェイ入りするそうだけれど、ターゲットになる観客層が狭そう。キャストが3人なのでランニングコストはそれほど掛からないにしても、ヒット作になるとは思えない。ものすごいフロップという気もしないけれど、本当にB級映画だわね。
by quast
| 2008-09-06 16:14
| 観劇レポート
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