人気ブログランキング | 話題のタグを見る

Percision and Order
by quast
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
インターミッションって?
インターミッションという用語は舞台芸術などで、幕間の休憩という意味です。ここでもホッと一息していってください。

本家の演劇関係サイトのネバーランドミュージカルコミュニティは、今引越し先を探しています。しばらくお待ちください。

Chabo!(チャボ)- 本で、もっと、世界にいいこと。


1クリックあたり1円を企業がクリックする人に代わって「熱帯雨林保全」や「難病のこども支援」などを行うNPO団体に募金してくれるサイトです。

時間がある時に是非クリックしてみてください。

カテゴリ
全体
メアリー・ポピンズ
ブロードウェイ・プレイビル情報
ウエストエンド情報
日本の演劇情報
その他の演劇
ビッグリバー情報
観劇レポート
タイロン・ジョルダーノ情報
まったり日記
スペシャルBWイベント情報
NY Trip - Nov 2006
NT Trip Oct 2008
NY-DC May 2012
Travel Journal
NY Trip May 2010
2014 New York Trip
2017 NY
最新のコメント
sooim kim さん..
by quast at 10:36
この芝居、実は私の知り合..
by sooim kim at 21:06
鍵コメさん、どうもありが..
by quast at 04:24
鍵コメさん、お久しぶり~..
by quast at 05:21
鍵コメさん、時期がほぼ同..
by quast at 01:13
鍵コメさん、まずは劇場が..
by quast at 05:53
春にニールサイモンに入る..
by stonedforlove at 16:29
本当にするかどうかは、し..
by quast at 01:58
Allegianceは本..
by stonedforlove at 02:04
鍵コメさん、うまくいきま..
by quast at 01:15
最新のトラックバック
検索
タグ
(64)
(63)
(33)
(30)
(20)
(19)
(16)
(15)
(15)
(13)
(13)
(12)
(10)
(9)
(9)
(8)
(8)
(8)
(8)
(6)
最新の記事
ブロードウェイの行方
at 2020-05-15 10:36
2017 トニー賞 パフォー..
at 2017-06-12 14:16
Oslo(オスロ)のこぼれ話
at 2017-06-10 06:55
ローマの休日 ミュージカル
at 2017-06-09 04:54
SF Roman Holid..
at 2017-06-04 11:49
ファン
ブログジャンル
海外生活
演劇
画像一覧

Vanities@Pasadena Playhouse

なんと、怒涛の連続観劇レポ!(笑)
いえ8月末から10月まで観劇強化月間と化しているだけのこと。ドンドン書いていかないと忘れちゃうもん。(というのもこの作品は先日行ったTheatre Worksに2006年に観ているのだけれど、レポを書き留めておかなかったので、ほとんど覚えてないという反省を踏まえてマス)

実はこの日はL.A.でプレビュー初日の9 to 5を観ようと企てていたのだ。
そのために出張もアレンジした(爆)。
なのに~!なんとプレビューがキャンセル。しかも3公演キャンセルされて、プレビュー初日は土曜日となったんだけど、それもまたキャンセル(今度は週末全部キャンセル)。理由はテクニカル、ってことになってるけど、そんな大掛かりなセット使うのかしら?

しかし去年のシアトルでのYoung Frankensteinもプレビュー初日観ようとして、キャンセルになってたんだよね。つくづくプレビュー初日はついていないのだ。来週はシアトルでShrekだけど、これはもう公演始まっているから安心していけるよ(って代役の嵐だったらどーしよー)。






先に書いたようにこの作品をTheatre Worksでも観ている。といっても、もともとはこれはオフブロードウェイで70年代にヒットしたストレートプレイをミュージカル化したもので、3人の女友達を10年間に渡って描いている、というもの。

なんでも計画を立てるのが好きなリーダーのキャシー、男好きなメアリー、そしてナイーブで表面的なジョアンの3人組が、1962年のハイスクールのシニア時代に始まり、同じ大学に進学してソロリティも一緒、という時代を経て、10年後に再会したとき自分達の友情はどういうものだったのか、を悟る、っていう物語。

Vanityというのはいろいろ意味があって、トイレなどにある洗面台(化粧鏡)のことを指し、あと中身がない空っぽの状態(うわべっつら)も意味する。この作品も化粧鏡に向かっている3人で始まり、終わるし、ティーンエイジャーから大学生のころはそれこそ、うわべっつらばかり気にするキャラに見える。最後に3人が成長した、って締めくくりたいのだろうけど、本当に作品自体ほとんど中身がない状態で(笑)、3人のキャラがあまりにもステレオタイプで、深みがなく、話の展開もすぐに予想できるので(笑)、B級のchick movieを観ているようだった。

たしかTheatre Works版をみたときも、あまり感心しなかったんだと思う。だからレポも残っていない(笑)。Theatre WorksでキャシーはLeslie Kritzer(Legally BlondeやA Catered Affairに出演)、メアリーはMegan Hilter(Wickedのグリンダ、そして9 to 5にも出演), ジョアンはSarah Stiles(Spelling Bee, Avenue Q)だった。

Pasadena Playhouseではジョアンは続投、キャシーはTV女優でB&Bでベルも演じたAnneliese van der Pol、メアリーはLauren Kennedy (ロンドンでPhilip QuastとSouth Pacificで共演、うらやまし~!)だったんだけど、実はLaurenがキャスティングされた、と聞いたとき、私は勝手に彼女はリーダーのキャシーを演じるだろう、と思っていたのだ。だってLaurenとMeganって全然違うタイプの女優だもの。

だから舞台が始まって、Laurenはセックス好きなメアリーだと気づいたときのショックといったら(笑)。いや、すぐにわかるんだけどね、だってメアリーはブロンドの鬘、ジョアンは黒っぽい鬘、キャシーは赤毛ってことになっていて、セクシャルシンボルのメアリーがブロンドなんて、あまりにも安直で(笑)。

Laurenはすごく歌が上手いんだけど(Jason Robert Brownのミューズで、彼のバンドでもよく歌っている)、今回に関してはホント、ミスキャストだと思った。Theatre Works版をみたときは、Meganが鼻について(笑)好きじゃなかったんだけど、役としては彼女の方がメアリーにぴったりなんだよね。

このミュージカルは最近ありがちな、90分幕間なしなんだけど、4つのシーンがあって、大学卒業後のシーンにでてくるメアリーなんて、なんだかレズビアン?ってかんじの立ち振る舞いで、最後のシーンでは、鬘があまりにも似合わず、彼女の肩幅が強調される衣装をきていたから、なりそこないのドラッグクィーンに見えて(笑)、気が散って仕方がなかった(爆)。

第3場ではキャシーが人生の目的を探しているの、みたいなセリフがあるのだけれど、Leslieはここの場面が特によかったことを思い出したほど、Annelieseはうわべだけの演技みたいに感じた。

楽曲もLaurenのソロFly Into the Futureは、彼女の歌唱力を最大限に引き出していたと思うけれど、そのほかは友情ソングみたいなのが多かった。

この作品は来年2月にブロードウェイ入りするそうだけれど、ターゲットになる観客層が狭そう。キャストが3人なのでランニングコストはそれほど掛からないにしても、ヒット作になるとは思えない。ものすごいフロップという気もしないけれど、本当にB級映画だわね。
by quast | 2008-09-06 16:14 | 観劇レポート | Comments(2)
Commented at 2008-09-08 14:11 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by quast at 2008-09-08 15:59
>鍵米さん、フロップの女王がおでましにならなくても、もう企画自体フロップですから(笑)。そういう点ではじゅうさんと同じ(爆)。