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Percision and Order
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インターミッションという用語は舞台芸術などで、幕間の休憩という意味です。ここでもホッと一息していってください。

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Little House on the Prairie

「大草原の小さな家」と聞いて、思い起こすことはなんですか?

例のタ~タタタ~タラタララ~~♪というテレビ番組の主題歌だったら私とあなたは同世代(笑)。

もちろんあのテレビドラマは原作に基づいて作られたものだけれど、海外ドラマの走りといっても過言ではないでしょう。まだ2重音声っていうのもなかったころの話で、全部吹き替えだったけど、毎週日曜日が楽しみだったよなぁ。

だからLittle House On the Prairieがナショナルツアーで地元にくる、と聞いて大喜びしたのはいうまでもない。もともとミネソタのGunther theatreで上演されて、ブロードウェイに行くことなく国内ツアーに出発したこのカンパニー、実はテレビドラマでローラを演じていたMelissa Gilbertがこの話の中ではMa(お母さん)を演じている、ということでも話題だった。でも私の関心は私が胸きゅん(ふ、古い)になったマンディ(アルマンゾ)の役を、Big Riverのアンサンブルで出ていたKevin Masseyが演じる、というところで、久々にかわいい息子に会える(笑)とうきうきしていた。



前評判はというと、案の定Melissaは舞台女優、ましてやミュージカル女優ではないので、ちょっと役不足だし歌もきつい、ということで、やっぱりブロードウェイ入りできなかった、というのは作品の出来を反映しているものだと思ったけれど、とにかく好きな物語のミュージカル化なんだし、この目で確かめないとね、という気持ちで観劇に臨む。



前の日にみたGirlfriendは物語の起伏が少なく、ひと夏の恋ということに終始したような感じだけれど、このLHOTPは逆に、原作の重みがのしかかっている、という印象を受けた。

原作の重みといっても、暗い話とか難い話というわけではなく、一般のアメリカ人なら誰でも知っている、テレビ番組があるので、そのプロットが枷になってしまったのかもしれない。LHOTPといえば、ローラ、アルマンゾ、失明するメアリー、いじわるネリー、とぱっとキャラが浮かんでくるはずだ。だからそのキャラが生かされた話を盛り込まないと、アメリカ人に受けないとクリエイターは思ったのかもしれない(ちなみに脚本はスペリングビーを書いたRachel Shienkin)。

ローラはアルマンゾに出会わないといけないし、ネリーにいじめられないといけないし、メアリーは失明しないといけないし、ローラは教師となって別の村に行かないといけないし、でもってもちろんローラとアルマンゾは結ばれないといけないしってもうエピソードが次から次へと出てくるので、話が散漫になりかなり長い上演時間になっていた。楽曲もこれといって特に印象に残るものはなく、無駄にソロが多い(笑)。ローラが教師となって住み込みした家の奥さんのソロっていったいなんのためだったんだ(笑)と思うくらい。

セットはかなりちゃっちい(笑)けれど、まあツアーだからこれは致し方ないと思う。でも照明が綺麗で、照明のマジックで大草原に広がる空、みたいな感じはよくでていた。でも肝心の大草原っていうのはやっぱり舞台では難しかったかも。

ローラ役のKaraは一幕のやんちゃなローラがぴったりで、声ものびのびしていたけれど、二幕からはあまり生き生きしている感じがしなくて残念。Melissaはびっくりするほど、stage presenceがなくってあのテレビドラマのMaの雰囲気がなかった。アルマンゾ役のKevinはもうハンサムで、歌唱力がすがすがしく、今回の役でファンをかなり増やしただろう(笑)。でも原作だとローラとかなり年が離れていて、それがPaとの確執のたねになるのに、この作品では全然そういうことには触れていなかった。

そうそう肝心のグッズですが(笑)、もちろん買いましたよ~。私が買ったのはティンカップ(マグカップ)とマグネットで、スタッフに「(寄付用の)サイン入りのポスターは売られますか?」と聞いたら「売られるはずだけど、30ドルなのか50ドルなのかわからない。」っていう話で、土地柄で値段が変わるのか!と思ったら、結局30ドルだった(笑)。もちろんゲット~!



それとミュージカルの公式サイトにいったら、日本語と韓国語のサイトがあるのを発見!ということはもしかしたらこのカンパニーが来日する可能性大ですよん。日本でも「大草原の小さな家」は人気があったから、チケットも売れるでしょうね。Kevinを応援しに行ってあげてください!
by quast | 2010-04-28 07:42 | 観劇レポート | Comments(2)
Commented by アキーム at 2010-04-28 16:07 x
もちろん、パブロフの犬のごとく、あのテーマソングが頭の中を駆け巡る世代です(笑)。なんせ、ミネアポリスまで出かけて行って見たくらいの原作とTVシリーズのファンですから。(どんなけ好きやねん!)
でも、「メリッサ・ギルバートの」とどでかく書いてあるわりにめっちゃ目立たなくて、それにかなり驚きました。SAGの会長してブイブイ言わせてた時期が嘘のようです。
それに、NYで練習してる頃はPa役がPatrick Swayzeだったので、それも楽しみでしたが、彼はたぶん病気のために早々に降板してしまい、それも残念でした。
でも、Kevin君の男前なお顔にうっとりしつつ、「『農場の少年』のほうをメインにミュージカルにしてくれてたら、彼が主役だったかも?いや、歳食い過ぎ?」なんてよからぬことを考えてたらそんなことを忘れましたが。

ちなみにわたしが見たときのメアリー姉さんはJen Gambateseだったので、少しは存在感がありましたよ〜。
Commented by quast at 2010-04-29 07:49
>アキームさん
を、やっぱりですか!それにしてもミネアポリスまでいっちゃうなんて、筋金入りのファンですね(GGといい、気に入ったらトコトンの性格とみた・笑)。

まあMaが目立っちゃあの作品はだめなんでしょうが、それにしても基本的な舞台での立ち位置とかダメだしをしたくなりましたね(笑)。2幕のローラが急におとなしくなっちゃって、メアリーと区別つかなくなっちゃったんですよね。