トニー賞の受賞は今シーズンは新作が多かっただけあって、あまり一つの作品に集中しなくてみんなでわけあった感じね。
新作ミュージカルのパフォーマンスはというと、コメットさん以外はダンスシーンがなかったから、なんの前情報もない一般人がみたら、これが見てみたいと思わせるインパクトのあるパフォーマンスがなかったような感じだ。
Come From Away
Dear Evan Hansen
Groundhog Day
最優秀ミュージカル作品賞 Dear Evan Hansen
最優秀リバイバルミュージカル作品賞 Hello Dolly!
最優秀ミュージカル主演男優賞 Ben Platt (Dear Evan Hansen)
最優秀ミュージカル主演女優賞 Bette Midler (Hello Dolly!)
最優秀ミュージカル助演男優賞 Gavin Creel (Hello Dolly!)
最優秀ミュージカル助演女優賞 Rachel Bay Jones (Dear Evan Hansen)
最優秀ミュージカル演出賞 Christopher Ashley (Come From Away)
最優秀ミュージカル楽曲賞 Benj Pasek and Justin Paul (Dear Evan Hansen)
最優秀ミュージカル脚本賞 Steven Levenson (Dear Evan Hansen)
最優秀ミュージカル編曲賞 Alex Lacamoire (Dear Evan Hansen)
最優秀ミュージカル振付賞 Andy Blankenbuehler (Bandstand)
最優秀ミュージカル衣装賞 Santo Loquasto (Hello Dolly!)
最優秀ミュージカル装置賞 Mimi Lien (The Great Comet)
最優秀ミュージカル照明賞 Bradley King (The Great Comet)
前回も書いたようにOsloは最初はリンカーンセンターの小劇場で上演されて、今シーズンブロードウェイ扱いの劇場にトランスファーされた。でもって、そのトランスファーにあたって変更されたところはあるのか、ダンに会った時に聞いてみたら面白いことがわかった。
オフブロードウェイの時Osloは3幕物で、上演時間も3時間超えていたらしい。トランスファーされる前はダンはKid Victoryというオフブロードウェイの舞台に出演中で、昼はリハーサル、夜はKid Victoryと非常に忙しかったというので、キャストもほぼ同じなのに、ブロードウェイの劇場(舞台)が大きいからリハーサルもじっくりやったの?と聞いたら、脚本が少し変更になったらしい。
まずブロードウェイトランスファーするにあたって、3時間以上の上演時間を3時間以内にしないといけなくなった。というのも、組合の関係でブロードウェイの劇場で上演される作品は上演時間が3時間超えると残業代がぐんと上がる、それも毎日のことだからプロデューサーはよっぽどのことがない限り上演時間を3時間以内に収めるそうだ。
そしてその3時間というのはインターミッションを含めての上演時間だから、休憩時間(大抵20分)を考慮しないといけない。Vivian Beaumont Theatreは客席が半円のようになっていて、オーケストラの前の方の席に座っていると、ハウスドアまでかなり長い傾斜の通路を上がっていかないとロビーに出れない。だから観客がトイレにいって戻ってこれる時間を考慮して3時間以内に収めるのだ。
また舞台自体が大きくなったため、セットの出し入れにかかる時間がオフブロードウェイの時より数分、十数秒長くなる。たったそれだけのことでもセリフやシーンを削らないといけないことになって、ブロードウェイの公演の台本が最終の正式な脚本として出版されるのだろうから、休憩時間、劇場の大きさ、舞台の大きさが最終脚本に影響するなんて思ってもみなかった。

