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先の記事で最後に書いたのがコロナの真っ最中って書いたけど、このパンデミックを境に色々とブロードウェイは変化して行ったと思う。

一番に思いつくのはロッタリーとかラッシュのシステム。
パンデミック前はほとんどのロッタリーがin personの抽選だったと思う。ラッシュもしかり、劇場窓口があくまで並んで待ってた。

それが今ではin personのロッタリーチケットはない
オフブロードウェイでサブスクリプションシアターのThe Publicで夏にセントラルパークでやる無料公演(でもこれも朝早くから並んでチケットをゲットしないといけない)のロッタリー(The Public Theatreで抽選する)はあったけど、通常シーズンのロットもラッシュもここもデジタルになった。

そう、今や全部のロッタリーはデジタルロットに移行した。
私が最後に in person lotteryに参加したのは2023年の7月に月曜公演があるからって行ったWickedだった。
その時はラッキーにも当たったけど、外れた人にもLoser ticketsみたいなのが比較的安く売られてた。

確かデジタルロットを一番最初にやったのはハミルトンじゃなかったかな〜。
in person lotteryの人気があまりにもすごくなりすぎて、あの狭い46丁目の通りを占領してしまうことになるので、ハミルトンのアプリができた時、デジタルロットをするようになったはず。

実は私は2016年にハミルトンを初めて見に行った時にin person lotteryに挑戦して一発で当たったんだよね〜、えっへん。
でもそのこともブログに書いてないよ、とほほ。
友人といってたから2人で20ドルってなんかお金払う時すっごく不思議だった。
しかももらった席がオーケストラの最前列の中央!もう大興奮ですよ、奥さん。
私のチケットの女神様のツキをここで全部使い果たしたと言っても過言ではない。

今ではロットやラッシュはTodayTixやRush Telechargeみたいなアプリやサイトで受け付けられている。
ラッシュはまだin personで行われている公演も多く、人気でチケットの値段が高い作品を見たい場合はもうラッシュに頑張って朝早くから並ぶしかない。

でも早起きして並びさえすれば、たとえ見切れ席だったとしても確実に見れるっていうのはシアターゴーアーには魅力的。
と言ってもまあもちろん人気作品の千秋楽とかは加熱して、7月にクローズしたSunset Blvd. (サンセット大通り)の千秋楽のラッシュチケットをゲットするために、ファンは前日の夜11時ごろから並んだんだって!ハミルトンのキャンセルチケット待ちなみだね。

それとロットやラッシュの値段も以前に比べたら倍以上になっていて、(まあ元のチケットの値段もオーケストラで100ドル以下とかもうないからTKTSで半額チケット買っても150ドル以上払うとかザラだけど)ハミルトンはまだ10ドルという価格を守ってるけど、その他の作品は学生でもない限り40−60ドルだ!
それでも定価で買うよりはずっと安いから、チケット代を抑えたい人は頑張ってラッシュに並びましょう。
それからどの作品がどんなシステムでロットやラッシュを出してるかって言うのはこの素晴らしいサイトをチェックしてください。

チケット代の高騰については、まずミュージカルとか元の制作費がものすごく高くなっている、というのをすぐにあげられるけど、見にくる観客の収入は同じぐらい上がっているわけではないからね、しかもプレイになると近年はセレブ主演ってのが多くて、それだけで平気で500ドルぐらいの値段設定にしてくるもの、観客を馬鹿にしてる、といつも怒ってる。

あと昔はほとんどなかったチケットのプレセールってのが最近では普通になってきたね。
これはソーシャルメディア、特にインスタグラムを使ってのマーケティングで公演が発表になってから、ファンのFOMO (Fear of Missing Out, これを見逃したら損するとか後悔するっていう意味)をしっかり突いて、早くからチケットを購入してもらおうって仕組み。

チケット価格を語るときに欠かせないのはダイナミックプライシング、つまり需要と供給をチケット代にすぐに反映するってもの。昨日200ドルだった席のチケットが、供給が少なくなったらすぐに250ドルにオンラインで変えちゃうってことなんだけど、これがファンのFOMO心をうまく利用するんだよね。

プレセールは大抵は全部の席は放出されなくて、また少し値段は安い。
でもその作品が本当にものすごく人気が出てチケット代が公演が始まって値段が上がるかどうか、っていうのはまあ素人には分かりにくいと思う。

最近の例で言うとSuccessionに出演していたSarah Snookが一人芝居で26のキャラクターを演じたThe Picture of Dorian Gray (ドリアン・グレイの肖像)はウエストエンドで大好評だったからブロードウェイにトランスファーして、プレセールの時のトッププライスが500ドルで驚いたけど、やっぱり完売は無理で、そのうち値段も下がったし、TKTSにも出るようになった。

それとは反対に、Denzel Washingtonが出演したOthello (オセロ)はプレセールでも値段は高かったけれど、公演が明けてからはなんとオーケストラやメゾニン前列が900ドルという価格で売られていた(し、売れていた!)。

Daniel Radcliffが一人芝居のEverything Is Brilliantに来年の春に出演すると発表になったけれど、今からチケットの値段がまたものすごいことになるのでは、と懸念される。彼が出演していたMerrily We Rolling Along (私はオフでもオンでも見ました。12月には映像が劇場公開になります)もJonathan Groffの人気と相待って、チケット難になっていた。
余談ですが、オンの公演を見に行った時に泊まっていたホテルのエレベーターで一緒になった人はMWRAを20回以上見てるって言ってた。Danのファンみたいで、彼女はまたブロードウェイに来るんだろうなぁ。

もう果てしなく長くなったので、まだ語りたいことはあるけれど(マーケティングの変化とか)それはまた次の機会に!











# by quast | 2025-10-31 01:39 | ブロードウェイ・プレイビル情報 | Comments(0)
お久しぶりです。
と言ってももうこのブログを訪問してくださる人はいないでしょうが、なんか一応ご挨拶しておかないという気がするのです。
最後に記事を書いたのがコロナの真っ最中の5年前でした。
ブログを始めたのが21年も前で、その頃生まれた赤ちゃんは成人している年月です。
そのころはSNSとかなくてブログが主流でしたが、ソーシャルメディアが進出してからはブログの人気は下降していきましたよね。
でも日本人は日記を書くのが好きな国民なので、アメリカとかと比べるとアメブロとかもあるし、いまだにこの場があるのが不思議なくらいです(しかも無料)。

思えば働きながら子育てもしつつ、観劇してはブログを書いていたって、我ながら頑張ってたな〜って。
今じゃSNSのパトロールに行くだけで、自分ではほとんど観劇レポも書かず終わってしまう。
限られた文字数で簡潔に言いたいこととか伝えたいことを書くのが苦手なので、書き残さないのよね。

でも先日NY観劇旅行から帰ってきて、またこのブログの過去記事を読んで唖然としたのです。
自分がどんなこと書いてたのかってすっかり忘れてるw
どんな作品を見たか、とかはうっすら覚えてるんだけど、その感想とかまあよく長々と書いてたなw

もちろん観劇の記録はつけてます、今は便利なアプリとかあるもんね。(昔はエクセルとか使ってたんじゃないかな)
私はMezzanineというアプリで観劇リストを作ってるんだけど、昔の記録がかなりバラバラ。
とってあるチケットで確認したりして、リストに入れてるんだけど、完全じゃない。
だからブログで確認しよう、と思ったらまたブログも中途半端なのよね。もっとちゃんとやってよ<昔の自分!

しかも観劇レポとか全部書いてないし。でも書いてあるもので、記憶の彼方にあるものは読むのが楽しい。
あ〜昔はこういうこと考えてたんだ〜、とかね。
だからやっぱり書いて残しておかないとだめだ、って再確認したのです。
これからはまあ自分のために書いていこうかなって思います。

昔はビッグリバーの啓蒙活動のために頑張ってたんだよね〜。
今年になって次なるビッグリバー並みの推し作品も出てきたしw
啓蒙活動はしなくても、もしかしたら検索してたどり着いてくる人もいるかもしれないしね。
あ、でもただのミーハーレポになってしまうかも(そう、私のミーハー歴はずっと続いています)。
ずっと書いてなかったから、観劇レポは時系列がバラバラになってしまうけど、まあ記録に残すだけだからね。

もしここに訪ねてくる人がいたら気軽にコメント残してくださいね〜。
鍵コメでももちろんOKです。
まあ誰も読んでくれなくてもいいのだ、未来の自分のために書くからね。
未来の自分、これからもよろしく〜!

# by quast | 2025-10-30 04:33 | まったり日記 | Comments(0)

ブロードウェイの行方

コロナの影響でブロードウェイは9月までダーク。
私の見込みではワクチンが一般に出回るまでオープンしても採算がとれるためには一人芝居ぐらいしかできないでしょうね。

# by quast | 2020-05-15 10:36 | Comments(0)
今年のトニー賞の司会は映画でも舞台でも活躍しているKevin Spacyでしたが、オープニングのナンバーは自分が今までのトニー賞の司会をになったスター達に太刀打ちできないよーと自虐するのを今年のトニー賞ノミネート作品のナンバーの替え歌で歌う、という趣向で、ケビンが意外と歌えていて頑張ったなーという印象です。全体的に司会としては前面に出ないタイプね。でも物まねとかやってたな~。



トニー賞の受賞は今シーズンは新作が多かっただけあって、あまり一つの作品に集中しなくてみんなでわけあった感じね。

新作ミュージカルのパフォーマンスはというと、コメットさん以外はダンスシーンがなかったから、なんの前情報もない一般人がみたら、これが見てみたいと思わせるインパクトのあるパフォーマンスがなかったような感じだ。

Come From Away



Dear Evan Hansen





Groundhog Day



Natasha, Pierre, and the Great Comet of 1825




War Paint



Bandstand







最優秀ミュージカル作品賞 Dear Evan Hansen

最優秀リバイバルミュージカル作品賞 Hello Dolly!

最優秀ミュージカル主演男優賞 Ben Platt (Dear Evan Hansen)

最優秀ミュージカル主演女優賞 Bette Midler (Hello Dolly!)

最優秀ミュージカル助演男優賞 Gavin Creel (Hello Dolly!)

最優秀ミュージカル助演女優賞 Rachel Bay Jones (Dear Evan Hansen)

最優秀ミュージカル演出賞 Christopher Ashley (Come From Away)

最優秀ミュージカル楽曲賞 Benj Pasek and Justin Paul (Dear Evan Hansen)

最優秀ミュージカル脚本賞 Steven Levenson (Dear Evan Hansen) 

最優秀ミュージカル編曲賞 Alex Lacamoire (Dear Evan Hansen)

最優秀ミュージカル振付賞 Andy Blankenbuehler (Bandstand)

最優秀ミュージカル衣装賞 Santo Loquasto (Hello Dolly!)

最優秀ミュージカル装置賞 Mimi Lien (The Great Comet)

最優秀ミュージカル照明賞 Bradley King (The Great Comet)



# by quast | 2017-06-12 14:16 | ブロードウェイ・プレイビル情報 | Comments(0)

前回も書いたようにOsloは最初はリンカーンセンターの小劇場で上演されて、今シーズンブロードウェイ扱いの劇場にトランスファーされた。でもって、そのトランスファーにあたって変更されたところはあるのか、ダンに会った時に聞いてみたら面白いことがわかった。

オフブロードウェイの時Oslo3幕物で、上演時間も3時間超えていたらしい。トランスファーされる前はダンはKid Victoryというオフブロードウェイの舞台に出演中で、昼はリハーサル、夜はKid Victoryと非常に忙しかったというので、キャストもほぼ同じなのに、ブロードウェイの劇場(舞台)が大きいからリハーサルもじっくりやったの?と聞いたら、脚本が少し変更になったらしい。

まずブロードウェイトランスファーするにあたって、3時間以上の上演時間を3時間以内にしないといけなくなった。というのも、組合の関係でブロードウェイの劇場で上演される作品は上演時間が3時間超えると残業代がぐんと上がる、それも毎日のことだからプロデューサーはよっぽどのことがない限り上演時間を3時間以内に収めるそうだ。

そしてその3時間というのはインターミッションを含めての上演時間だから、休憩時間(大抵20分)を考慮しないといけない。Vivian Beaumont Theatreは客席が半円のようになっていて、オーケストラの前の方の席に座っていると、ハウスドアまでかなり長い傾斜の通路を上がっていかないとロビーに出れない。だから観客がトイレにいって戻ってこれる時間を考慮して3時間以内に収めるのだ。

また舞台自体が大きくなったため、セットの出し入れにかかる時間がオフブロードウェイの時より数分、十数秒長くなる。たったそれだけのことでもセリフやシーンを削らないといけないことになって、ブロードウェイの公演の台本が最終の正式な脚本として出版されるのだろうから、休憩時間、劇場の大きさ、舞台の大きさが最終脚本に影響するなんて思ってもみなかった。


# by quast | 2017-06-10 06:55 | 2017 NY | Comments(0)