Percision and Order
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They all deserve to die!

私は映画のサウンドトラックを買うということは滅多にしないのだけれど、このTim Burton演出のSweeney Toddのサントラ版はクリスマスプレゼントでいただいたので、

映画を見る前にサントラを聴く

という、前代未聞なことをした。
(ちなみにサントラは2種類あって、Highlight版とDelux版があるので、もし購入するのならリブレット付のDeluxをオススメ)

予告編をいろいろ見ていたから、Sweeney役のJohnny Deppの歌を少しは聴いていたけれど、通して聞くと、うーんあんまりズシンとは響いてこない。

サントラを聴いていて(ながら聞きで)をを!と手を止めて聞き入ったのは、Toby役のEdward Sandersの歌が始まった時だ。さすがに上手い子供を見つけてきたねぇ。
舞台版をみたことのある人は知っているけれど、このTobyは大抵若い俳優によって演じられて、実際に子供が演じることはほとんどない。映画版ではTobyをはじめ、AnthonyやJoannaも役の実際年齢に近い俳優をキャストした、と後に知った。

(この先は映画のネタバレしっかりしていますから、これから映画を見ようという方は読まないでくださいね。舞台をみたことあるから話は知っている、という人でも映画をこれからみるのだったら、いらない先入観なしで見てもらいたいので、見るまで読まないこと。私も映画のレビューは実際に見るまではさらっとしか読みませんでした。)




まず断り書きをしておくけれど私は舞台と映画を比べるという無粋なことはしない。
監督がTim Burtonときては、舞台とはなおさら違ったワールドを見せてくれるだろう、と期待していた。

でもやっぱり自分の好きなナンバーがカットされていたら、やっぱりがっかりはする(笑)。
Judge Turpinの歌うJoannaやAnthonyとJoannaが歌うKiss Meは、キャラクターを洞察できるナンバーだし、大事だと思うけれど、まあ一般向けを狙った映画にするために、3時間ものの作品を2時間に収めるには、あちこちをカットしなければいけなかったのは理解できるし納得もいく。

脚本はGladiatorやThe Last Samuraiも手がけたJohn Loganで、彼はもともと演劇好き少年で、Sweeney Toddの初演も見ている人だから、脚本を書く上ではSondheimと何度もミーティングして、カットするナンバーの確認承諾を得ていたそうだから、まあ書いた本人がいいって言うのだから私が文句言える筋合いじゃないよね。

John Loganもインタビューで述べていたけれど、舞台は生ものだけれど、舞台と観客はやっぱり距離感があるからprojectionというのが大事で、映画は逆にclose upの世界だから、観客を引き込む時に舞台では大声で歌うところを映画では囁くように歌う。この基本の原理がちゃんと生かされていた。

映画化されて新鮮味があったのは、実はMrs. LovettのパイショップとFleet Streetの様子が思っていたより小綺麗だったこと。舞台は写実的ではもちろんないので、観客が想像力を働かすことになる。私の思っていたFleet Streetはスキッドロウのようなうらぶれたところで、Mrs. Lovettのお店もお店とは名ばかりの場所と想像していたけれど、映画の中では埃だらけでゴキブリだらけだけど、掃除すれば可愛いカフェになりそうな佇まいで、意外だった。

それからもう一つ映画化されて納得したシーンは、Ladies in Their Sensitivitiesのナンバー。舞台では「Joannaに結婚宣言したら嫌がっている様子にみえた」とJudge Turpinがいうと、Beadleが「それは貴方様が今日はあまり清潔に見えないからではないでしょうか」みたいなことを歌いだすのだけれど、いつもそれが唐突で(笑)Sweeneyの床屋に連れていく段取りにしか見えなかったのが、映画だと無精ひげとかよく見えて、歌われている内容に納得がいった。

あとなんといってもシネマフォトグラフィが不気味さを増している。オープニングからMy Friendが終わるまで、回想場面をのぞいてほぼ全編白黒なんだけれど、赤のアクセントがきいている。

EiphanyからSweeneyの復讐が狂気に変わっていって、血みどろ合戦に突入するんだけれど、映画の本領発揮って感じで派手にやってくれます(笑)。思わず目を背けそたくなるけれど、Sweeneyが恐ろしい殺人鬼というだけではない、彼の根底に流れる言葉に出来ない悲しみと寂しさをJohnnyがちゃんと演じているから、観客の心はSweeneyから離れていかないのだ。

私はSweeneyがロンドンに戻ってきて初めて、自分の住んでいた部屋に入ってきたときのあの物悲しい目にガツンとやられてしまった。目は口ほどに物を言う、ってこのこと。

また私が気に入ったシーンは(多分他の人も同意してくれると思うけど)Tim Burtonワールド炸裂全開のBy The Seaのナンバー。予告編でチラっと流れて「これはイケル」という予感はしていたけど、もっとすごかったよ~(笑)。DVD買ったらこのシーンはリピートすること間違いなし。

CDで聴いた時に思ったようにTobyはとってもよかった。若者トリオは無名の俳優をキャストしたかったそうで、いったいどこから見つけてきたんだろうと、Tobyの本当に歌の上手さ、演技の上手さに感心する。

不満ももちろんある。
先日も書いたけどジョニデの歌は、悪くはない、ないけどダミ声に聞こえて(人によってはDavid Boweの声みたいって、そう言われればにてる?)ちょっと耳障りかな。といってもジョニデは歌を歌う、というよりはしゃべるように歌うという歌唱法を多用しているからそういう時はOKだった。(ちなみにこの映画は出演者全員自分で歌ってます)

Mrs. LovettはBurtonのヨメさんで彼の映画常連のHelena Bonham Carterで、彼女に決まったときは楽屋スズメの間でかなりブーイングが起こった。

「またヨメかよぉ」
「歌えるのぉ?」

というのが一番多かったと思うけれど、それまでに候補として噂が流れていたのがMeryl Streepだったり、Cindi Lauperだったり、Toni Colletteだったり、Annette Beningって知れば、「やっぱりダンナの七光り?」と勘ぐってもみたくなる。

Helenaは歌のリハをトコトンしたそうで、あの難しい曲に果敢に挑戦していて、ヒドイとは思わなかったけれど、声が細いのは否めない。彼女のMrs. Lovettは恐ろしいことを考え付くおばさん、というよりも、Sweeneyのことをひたすら大好きなビームが出ている人だった。私的にはそれでもOKなんだけど、一番残念だったのはこの作品はミュージカルスリラーと銘打っているものの、ブラックコメディもふんだんに入っている。そのブラックコメディの部分を担っているのはMrs. Lovettsのナンバーがほとんどなんだけど、The Worst Pies in LondonもA Little Priestもインパクトに欠けていた(映画館でも笑っている人少なかったし)。

AnthonyもJoannaもなんでこの人たちなんだろう、という疑問が残るキャスティングだった。特にAnthonyは全然その当時のSailorに見えないの。若い見習いってことも考えられるけど、なんだかね、見ている間ずっと「誰かに似ているな」とつい思ってしまって、なんとなく宝塚歌劇団の元トップスター和央ようかさんに似ていると思ったら最後、男の子に見えなかった(笑)。

二人のデュエットKiss Meがカットされて、なんで箱入り娘のJoannaが見知らぬ男と駆け落ちまでする決心をするのか、全く不可解なんだけど、これを若気の至りの一目ぼれ、ですませられるのだろうか?The Light In The Piazzaも一目ぼれして結婚までしちゃう、と日本の観客には不可解だったみたいだけど、この映画の展開も相当なものがある(笑)。

私はDoyle版のSweeney ToddでのKiss Meの演出方法で、やっとJoannaがどういう人か完全に理解できた。彼女は本当に精神的に病んでいて妄想癖がある人で、だから「名前も知らない」人と駆け落ちできてしまう(自分でしていることをちゃんと理解できていない)んだと思った。

JudgeのJoannaは舞台だと鞭で自分の身体をバチバチして、ものすごいエロチックなんだけれど(笑)、一般向けの映画だからもちろんカット。でもJudgeの異様な好色さを表すのには不可欠なナンバーなのだけれど、そこを書斎でAnthonyに詰問するシーンに変えていたのはいい演出だ。汚い爪の指で本の背表紙をつつーっと撫ぜているだけなのに、ぞっとする厭らしさをAlan Rickmanは演じていた。

そうそうJoannaのリプライズでSweeneyとAnthonyが歌うナンバー、なんでAnthonyは肉屋や墓地とかをさ迷い歩くの?(笑)

あとBegger Womanがにわか売春に誘うシーンも(当然でしょうが)カットされていて、Sweeneyと接触するのが最後に喉を掻き切られるシーンだけだったのは、悲劇性を低めていたと思う。舞台ではBegger WomanはたしかSweeneyに会うたびにDon't I Know You mister?って言うんだけど、もちろんSweeneyは殺害後まで気がつかなくて、事実を知ったときに打ちのめされるという運びだけど、会うのが最初で最後だったらDon't I Know You?のセリフが効いてこないと思う。

これは重箱の隅つつきだけど、Tobyが肉挽き器に入っている元の肉をみたときに、人の足とか手とかそのまま入っていたけど、本当にそのまま入れるかな?だって骨付きだよ。いくらひき肉にしても骨まで引いちゃったら相当ガリガリすると思うけどな(笑)。

かなりグチグチ書いてしまったけど、もう一度劇場で見たいと思った映画だし、愛情込められて丁寧に作られた映画だと思う。日本ではジョニデのファンとか元々ミュージカルに馴染みがない人とか見たらどんな感想を持つのか楽しみだ。
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by quast | 2008-01-05 07:25 | まったり日記 | Comments(16)
Commented by lovelysheep at 2008-01-05 20:45 x
1/1朝10時の回をNYのがらがらなジーグフェルド劇場で見て来ました。私はquastさん(達)みたいに思い入れはないで、グロイ印象が強いな。ストーリーを知っているのでオープニングのシーンからゾッとしてました。CDも買う気にはなれませんでした・・・日本で字幕つきでもう一度見るか悩むところです。
Commented by quast at 2008-01-06 03:04
>ひつじさんがSFで観たドイルバージョンはminimalisticのものだったので、喉切りシーンも血がどばーってことなかったのですが、ハロルド・プリンスバージョンはどれもグロいところがあるのですよ。だから映画はもっとそれが強調されていますが、私は必要以上にグロい、とは思いませんでした。映画のグロさなんだと思えましたよ。

話を知らない人が観たらどんな印象か楽しみです。
Commented by みどりん at 2008-01-08 09:34 x
トラックバックはどうしてもエラーになってしまうみたいで・・・seesaaとexblogの相性なんでしょうか。
http://midori.seesaa.net/article/76853237.html
そういうわけで、長文コメントをこちらに書きました。
Commented by quast at 2008-01-09 15:17
あらま、TBって難しいんですね。
みなさん、みどりんさんのブログに読みに行ってくださいませ~。
Commented by みどりん at 2008-01-10 09:35 x
いや、ムダに文が長いだけで・・・
しかし、TBがなんで成功しないのかちょっと悔しかったり。
ともあれ、おさわがせしました。
Commented by butler at 2008-01-10 22:53 x
ネタバレをシッカリ予習してしまったので、楽しみ倍増!(笑)
和央ようかのアンソニー! すっかり刷り込まれてしまいました。(笑)
Commented by quast at 2008-01-12 00:34
>butlerさん、読んじゃダメっていったのに~(笑)。たかこさんのアンソニーの刷り込みしてしまってすみません。もしかしたら私の思い込みだけかもしれないのに。

ところで茶々はご覧になったのでしょうか?予告編だけだと、普通のメーキャップのたかこさんは全然オーラを感じられなかったのですが。
Commented by butler at 2008-01-21 18:35 x
19日の初日に観てきました!

オープニング・クレジットなかなかいいです~!
アンソニー=ワオゥ~!(笑)
トビーの子役上手かった~!
港からフリート・ストリートへカメラがフルスピードで移動して、ミセス・ロヴェットの店へ到達するシーン、好きだな~!

もう一回観てから、ブログにアップしますね。
Commented by MARI at 2008-01-23 00:46 x
今さらですが観てきました~。
よかったです。予想以上によかった。うれしくなりました。
後ほどTBさせていただきますね。わたしの感想で意味がわからないところはこちらを参照していただくと補完できるに違いないので(笑)
Commented by MARI at 2008-01-23 00:49 x
あり?やっぱりTBできないですね。
みどりんさんもできなかったみたいだから設定でしょうか。
Commented by quast at 2008-01-23 01:00
>butlerさん、こんにちは!
ワオォォでしたか?すみません(笑)。
やっぱりみんな1回以上見たくなるのですね~。レポ楽しみにしています。
Commented by quast at 2008-01-23 01:03
>MARIさん、バートンワールドでしたよね。
記事には書かなかったのですが、この物語はメロドラマが根底に流れているのですが、映画ではそこの部分はあまり感じられませんでしたね。

是非是非次は生舞台バージョンをご覧ください。を、地元で夏にやりますよ。観に来ますか?(笑)

TBの件すみません、設定はTBOKのはずなんですが、チェックしてみますね。
Commented by quast at 2008-01-23 01:06
>MARIさん、TBですが、設定が

リンクがないトラックバックを受け付けない

になっていたので、それを解除してみました。ご面倒でなければもう一度トライしてみてください。TBは英語のみの記事でなければ受け付ける設定になっていたので、これでだめなら諦めます(笑)。
Commented by MARI at 2008-01-23 22:25 x
をを、できたできた!
これでみどりんさんもできるんじゃないですかね?>TB
Commented by charity at 2008-01-24 19:46 x
見てきました!
By The Seaほんとよかったですよね。
Mrs. Lovettは結構かわいいこと考えるんだな、と思いましたけど(笑)
オープニングはみごとでした。
みごとに怖かったです(^^;
Commented by quast at 2008-01-25 12:41
>charityさん、あのシーンはもう一度じっくりみたいですね。
オープニングは意味を知っていて見るのと、初見でみるのとではインパクトがずいぶん違いますね。