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Percision and Order
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インターミッションって?
インターミッションという用語は舞台芸術などで、幕間の休憩という意味です。ここでもホッと一息していってください。

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I Am My Own Wife

先週はまた出張だったのですが、出張にいった先の町で今もオフブロードウェイで上演されているThe Musicals of Musicalsというパロディのレビューを見ようと思っていたら、これが公演延長後は週末上演のみ、になっていたので、諦めました。

もちろんそんなことで観劇を諦める私ではありません(笑)。ビーチフロントのホテルに滞在したにもかかわらず、仕事のあとは車を運転して1時間のLa Jolla Playhouseにストレートプレイを観にいきました。

2004年のトニーベストプレイ賞やベストプレイ男優賞を受賞したI Am My Own Wifeを観にいったのですが、これは実はサンフランシスコに国内ツアーで着ていたのが丁度里帰りの時期とバッテイングしていたため見逃していたのです。先日レミゼをみたサンフランシスコの劇場で上演されていたのですが、見終わってCurran劇場ではなく、この中劇場のLa Jolla Playhouseで見ることができてよかったと思いました。



このストレートプレイは一人芝居なのです。セットはほとんど変わらず、照明で時と場所の変化を表しているので、動きが少ない静かな芝居です。これをレミゼを見たときのように3階席から見ていたら、このプレイの持つ「親密さ」が損なわれたと思います。

物語は東ドイツに生まれ育った実在のゲイで異性服装倒錯者のCharlotte Von Mahlsdorfの話で、ドキュメンタリー方式でこのプレイの作者がCharlotteという人物を見つけて、自分の作品のためにインタビューを何度かする、その模様を舞台で繰り広げていく、というものです。
I Am My Own Wife_a0009909_1332235.jpg

このCharlotteから、作者のDoug Wrightや、そのほか40人近くのキャラクターをJefferson Maysという俳優がたった一人で演じていく、それは本当に見ものです。Charlotteはドイツ語訛りのブロークンイングリッシュで話し、作者はゲイの語り口で、作者がドイツで滞在する友達のアメリカ人は南部訛りがあって、とそれぞれ特徴があって、それを瞬時で演じ分けていく。役者の腕の見せ所、じゃないけど役者冥利につきる、そしてすっごいchallengingな作品です。

実はこの公演は「里帰り公演」みたいなもので、数年前にLa Jolla Playhouseのプレイデベロップメントのシリーズとして、上演されたのですが、その時はまだ「作成行程中」という形で実際に2幕目はできていなかったそうです。それを観客などのフィードバックを取り入れて形に仕上げていった曰くつきの作品です。

平日の公演ながら客席は90%くらいの埋まり具合だったのですが、扱っている主題が特殊なためか、インターミッション後戻ってこない観客がちらほらいました(私の隣の二人連れは戻ってこなかった。前回もそうだったし、ジンクスになったりして)。実際見終わってみて、Jefferson Maysはトニー賞にたがわない名演だったし、照明などとても効果的でセットが変わらなくても、背景がこんなに変わるものか、と感嘆したのですが、全体的な印象としては、やはり一人芝居を幕間入れて2時間というのは長い、幕間なし90分にしたらかなりすっきりしたのでは、と思いました。

これ日本でも翻訳上演されるでしょうね、でもってキャストは市村正親さんに決定(笑)。絶対にいっちゃんが「自分がやる!」って版権買ったに違いない。でも人種の、文化の違いを(そしてそこから生み出されるおかしさを)日本語で表せるかしら。いっちゃんもキャラ演じ分けはかなりのところまでいくとは思う、けどJeffersonのあの滑らかさ(本当にスゥと変わる)は難しいかも。
by quast | 2005-09-07 13:28 | 観劇レポート | Comments(4)
Commented by Rie at 2005-09-07 22:18 x
この劇場、オリジナルのビッグリバーが初演されたのですよね(笑)。

私は"I Am My Own Wife"は観ていませんが、確かに大劇場では全く雰囲気が変わってきそうですね。“セットはほとんど変わらず、照明で時と場所の変化を表している”。。。日本の"L5Y"は、なぜそんな風に出来なかったのだろう。。。と、ふと思ってしまいました。もちろん、問題は他にもいろいろあったのですが。
Commented by quast at 2005-09-08 13:28
>Rieさん、そうなんです、ビッグリバーの本当の初演で、ダンがオーデションに落ちたといういわくつき(笑)。この劇場のロビーに過去の作品の写真が飾ってあるのですが、ビッグリバーもありました。ダンがハックじゃないビッグリバーの写真って始めてみました。なんでブロードウェイに移ったときにダンになったのでしょうか、面白いですよね。

L5YはDVDの発売遅れているようですね・・・。
Commented by tefutu at 2005-09-09 17:42 x
クワストさん。
日本版「L5Y」のDVDは発売になっているようです。
一般発売ではなく、通販のみの扱いなので、
数量に限りがあるかも?しれません。

http://www.theaterguide.co.jp/news/2005/09/01.html
http://www.stagegate.jp/
Commented by quast at 2005-09-10 08:31
>tefufuさん、こんにちは!
通販ですか、思いっきりファン対象なんですねぇ。